金沢箔を知るKANAZAWA-HAKU
金沢箔の現在 ~変化した使用用途~
金箔は仏壇・仏具など宗教用具関係で多く使用されていましたが、近年食品や美容での活用が増えてきています。現在金箔がどのように使用されているのかご紹介します。
食用金箔
従来、金箔は特別な日のお酒やお菓子、料理に飾りとして使われていました。弊社では日常から金箔を楽しんでいただけるよう、広坂店のオープンとともに金箔ソフトをはじめました。北陸新幹線が開業し金沢が旅先として注目されたことをきっかけに、金箔の知名度が上がり、金箔ソフトは今では金沢の名物となっています。
全国的に食用としての金箔が認知され、金沢だけでなく各地に金箔グルメが増えています。また、販売されている食用金箔には、扱いやすくするために可食フィルムのついた商品もございます。弊社の商品は金箔のみにこだわり、「箔のせ名人 型抜き金箔」は特殊なシートと作業員の熟練の技術により商品化までいたりました。金箔のみの薄さと美しさをぜひ感じてください。
新たな食用金箔の使い方を提案しているアイテムが「金箔De乾杯」です。グラスの縁全体に貼った食用金箔が、飲み物を注ぐことでグラスの中で舞い、ゴージャスな時間を演出します。金箔De乾杯に使用する金箔には文字やイラスト、写真などのご希望のデザインを入れることが可能です。デザインのご依頼はお問い合わせよりお待ちしております。
美容製品
金箔は、古来より美容に良いといわれており、美容関連製品も多いです。インパクトの強い金箔パックがよく知られていますが、部分パックや化粧水等日常使いしやすい商品もございます。スキンケア商品が多い中、弊社はジェルネイル等の新商品開発にも取り組みました。切廻とよんでいる不定形の箔はネイルだけでなく、ヘアアレンジでの使用も人気になってきています。
建築
金箔は伝統的な建築物や寺社仏閣の装飾として使用されてきました。金閣寺や日光東照宮などが代表的なものとして挙げられます。屏風や掛け軸等の調度品や建具にも昔から使われており、近年では現代的な建築にもなじむ、箔のパネルがよく見られます。弊社にはオリジナルの箔ガラスという商品がございます。ガラスで箔を挟み込むときに生まれる独特な模様と箔の質感や色合いを触れるように感じられる点が特徴です。オーダーでお作りできるため、建材にもおすすめしております。
記念品
金は、世界中で価値のあるものや縁起のいいものという認識があり、記念品や贈り物にも向いています。金箔は、適切な処理を行えば素材や形を問わず貼ることができるため、特殊品加工のご依頼で箔押をさせていただくことが多いです。
スポーツ大会の記念品に採用していただき、様々なアイテムに加工をした実績もございます。ぜひご相談ください。
画像提供:金沢文化スポーツコミッション
金箔は様々なジャンルで使用されており、新しい活用方法が生み出されています。金箔を使った商品開発に関するご相談なども受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。